「起業しようと思っているのですが・・・」

このような起業したいと思っている人の相談をよく受けます。

特にテニスコーチの方は、「生徒がいる」=自分でやった方が得
という考えを持つ人が多く
独立志向の方がとても多い部類の業種になります。

その割に「~~が、・・・」のあとに続く言葉の多くが
否定形なのが気になります。

例えば、

「でも、十分な資金がないんです」
「でも、コートもないし、何も持っていないんです」
「でも、オフィスがないんです」
「でも、何の技能も持っていないんです」
「でも、インターネットが苦手です」
「でも、人脈がないんです」

このように言い訳ばかりが続きます。

そんな時は次のような会話をしてみます。

「では、十分な資金があったら大丈夫ですか?」
「私も資格を持っていなかったけど起業できましたよ」
「オフィスがないなら自宅でもいいじゃないですか」
「インターネットは出来る人に任せましょうよ」
「人脈は、今から作っていきましょう」

このように、出来ない理由をあげてもらい
その「出来ない理由」をつぶすような話をしてきます。

しかし、モグラたたきのように

「でも~~は必要ないですか?」
「でも~~はありません!」

と会話が続きます。

不安があることはよく分かります。

しかし、無いものに目を向けたらきりがありません。

そして、最高の準備が整わないと何も出来ないという
現状を正当化しているようにしか思えません。

無いものに目を向けたらきりがありません。

こういった思考をしている人は常に「足らないもの」に目を向けます。

そのため、いつまでたっても満足できませんし、
不安感が残ってしまいます。

これが収入の低いテニスコーチの考え方なのです。

それよりは「あるもの」に目を向けた方が
絶対に楽しい、というか独立して成功しているコーチの方は
そういった方ばかりです。

あなたが自分の職場環境の「足りないことばかりに目がいって」
不平不満をつぶやき続けるのか?

それとも金持ちテニスコーチのような「肯定思考」
「成功している人の考え方」を学びますか?

それを選ぶのは結局あなたです。