共同購入のグルーポン。

昨年のおせち事件以来、随分と下火になった印象があるが
久しぶりに関西の大手のスクールがグル―ポンに出品していた。

内容はというと

(12回分・1回約832円)手ぶらOK。
初心者も上級者も楽しめる≪テニスレッスン3ヶ月全12回(入会金・保険料込)≫
17店舗から選択可

価格は9,980円となっていた。

以前、クライアントさんでグルーポンを試されたところがあったが
反応は良かったものの、結局「廃価」で呼び寄せたお客さんは当然見込が薄く

クーポンの期間だけを在籍して退会。

「やっぱりグルーポンはダメなんですよね~」

と言っていたことを思いだした。

この話しを聞いて「そっか、やっぱりやめといて良かった」
と思われる方もいつかもしれないが、問題はグルーポンではなく別の所にある。

先程の話しは「反応はあって、呼び寄せることが出来た」とあり

ただその先は「見込が薄いお客さん」を食い止めることが出来なかっただけで
グルーポンが行ってくれる集客の責務は十分であると思う。

スーパーで言うと、ウインナーを焼いている試食のおばちゃんに罪はない。

ちゃんとお客さんを呼び寄せて、ウインナーを食べさせているのだ。

その後の仕掛けがスクールのマーケティングの腕の見せ所であり
見込が薄いお客さんだからこそ、「継続」に意識をむけるためにより慎重にならないといけない。

もしかしたら、グルーポンで呼び寄せた期間に加えて
さらにもう一度特別なキャンペーンを組んで上げる必要があるのかもしれない。

2度のキャンペーンでしとめる位の気持ちで挑まなければ
このご時世、何もしないで待っているだけで入会がとれるなんてことはないだろう。

グルーポンが悪いのではない。

折り込みチラシが悪いのではない。

ブログやホームページが悪い訳でもない。

悪いのは、集客した後。
そこが悪いと自覚しなければ、いつまでもこの問題が続くだろう。

追伸

あるスクールは「広告費」とわりきってグルーポンを使っていた。

掲載するのはタダだし、うまく価格設定などを行えば、無料で露出出来るというチャンスでもある。