たった今、ファミレスで書類を作っていて
オーダーをしようとして「ピンポン」を押すと
店員さんが小走りでかけつけた。
特に混雑していたわけでもなく、待たされていたわけでもなく
店員さんは小走りでかけつけた。
では他のお客様の手前はどうか?
料理を提供する側のサービスとしては店内を走るのはどうか?
という問題はあるかもしれない。
しかし、現実問題として、私はその行為に驚き、そして
感動した。
もしかしたら学生かもしれないくらいの年齢の女の子が
「待たせてはいけない」という気持ちで駆け寄ってくれたのだろう。
ファミレス=ボタンを教えて店員が歩いて駆け付ける
という図式が当たり前だと思い込んでいた私にとっては
感動のサービスだった。
その「感動のサービス」は波及した。
そんな従業員を採用しているこのレストランのセンスと
それを叱らない対応をしている上司、その顧客満足を優先しているあり方に感動した。
一瞬でこの店のファンになった。
味も同じ、価格も同じ。セリフも同じ。
しかしある一瞬での何気ない「お客さんのことを思って思わず取った行動」が
顧客のハートを鷲づかみにする。
そんな顧客サービスを自然と行えるスタッフはあなたのスクールにはいますか?
またそんな「枠を超えた」感動を呼ぶサービスを
あなたは重要視していますか?
その女の子がとった行動一つで私の心は軽くなり、なんだか
嬉しくなり、その後の料理の味も美味しく感じられました。
それもたったひとつの何気ない行動からです。
素晴らしいサービスの概念を伝えているレストランだと思いました。