先日お話した、3つの段階。

自分、相手、数字。

まず1つ目は「自分と戦い」
その段階がクリアにされていないと、最後の数字の意識ははいってきません。

そこからがスタートです。

例えばテニスに置き換えてみましょう。

数字がどうこういうよりも、先にするべきことはないだろうか?

よくこんな話をします。

例えばある経営者は社員に「数字を見せてコスト意識を高めよう」として数字に細かくいいます。

経費がこうだとか、利益がこうだとか。

細かい数字を見せて、社員にコスト意識をもたせようとしても、なぜかうまくいかない。

そんなことはありませんか?

継続率やクラスの充足率も同じ。

毎月数字を出しても、担当者がピンときていない。

なぜ?自分なら、もっと神経質になるのに。もっとナーバスになって、もっと真剣に・・
というなんだかもどかしいような気持ちをもったことがありませんか?

それが先ほどの「段階」の話です。

数字という段階は、最も最後で、まず最初に「自分との壁」があるのです。

そういった社員はどんな数字を見ても、ピンときません。

それは数字の前に、まず自分の意欲的に動いないとか、モチベーションが低いとか
なんらかの理由で、数字が入ってこないのです。

その多くは相手ではなく、自分の中で何かに引っかっている場合が多くあります。

そこをまず見なおさなければなりません。

数字に興味があるないの前に、まずその人が「数字を見て意欲的に取り組む」ような動機がその人にあるのか?
意識や仕事に対する意欲はどうなのか?

そういった部分を見ていかなければなりません。

そうやって段階的に、部下やスタッフの「数字に対する意識づくり」を段階的に行なっていく必要があるのです。

だれもが、最初から「数字」を見ることは普通はできないのです。