昨日メルマガを発行できずにすいません。
明日20:30に配信いたします。

謝罪の意味も込めて今日は、前回の「地方の人はタバコを買いに行くのですら車を使う」
という続きに触れたいと思います。

メルマガ会員様のみと考えていたのですが
今日、ここで少しだけお話しします。

前回の記事で「はっ」とした方もいるかもしれません。

結局、前回の記事で何が伝えたかったかというと
安易な思い込みは大きな損を招きますよ、ということ。

立地の例えでしたが、他にもこんな例があります。

最近では交差点の角地にめっきりとガソリンスタンドが
少なくなってきているのもお気づきですか?

それもそのはずです。セルフが主流となった今、人件費を削ろうと、車の誘導を必要としない
比較的車の流れがゆるやかな場所で、ゆったりと入れる場所が人気のようです。

交差点の角地で一等地といっても、それは昔の話なのです。

立地の話だけではなく、顧客層も同じです。

少子化になり、団塊の世代が主なターゲットになる。
だったら、団塊の世代向けのクラスはどうだろうか?

といって、「高年齢者」のクラスを作った。

だけど・・・ 始まってみると、集まらない。
このような話はないでしょうか?

それもそのはずです。団塊の世代とは、非常に幅広い年齢でサービスを提供する側の意図と反し
本人は自分が「団塊の世代」となっている意識が全くないのですから。

その自分が団塊の世代という意識がない人たちを勝手に想像し、
キーワドは「700万人、ゆとり、豊かさ」と考えてもそれは安易すぎると思います。

みんなが団塊の世代を狙っているのです。よーいドンで一斉に動いても
そこに個性や特徴がなければ、勝負になるはずがありません。

狙っているのは、テニススクールだけではないのです。

そして団塊の世代といっても、ターゲットを明確にしなければなりません。

男性ですか? 女性ですか?

例えばリフォーム屋さんでよくある手がこのような感じです。

まずは定年を狙って「台所」と「水まわり」をネタに奥様にターゲットを絞り込みます。

そしてシステムキッチン、低層タイプのバスタブやミストサウナをすすめていきます。

念弾のシステムキッチンや、広々としたバスタブやサウナに女性が浸っているところでバトンタッチ。
次は男性の版です。

男性は長風呂する人は少ないので、「トイレ」や「書斎」などにこだわります。

落ち着く場所を探すのでしょう。

そこで「これからトイレにいく機会も増えるかもしれませんし・・・」と言われれば
ウォシュレットという方向に向かうでしょう。

そしてどうせなら、お風呂場でゆっくりDVDやテレビでも・・
書斎は静かな和室がいいですよね。。

・・・

このような「団塊の世代」を狙う人はあなたのスクールだけではなく、700万人の顧客を誰もが
狙っているのです。だからこそ、商品をすすめる順番や、ターゲットを明確にしておかなければなりません。

男性に絞り込んだ「お蕎麦屋さんの開業キット」が売れていたり

定年後、趣味に没頭する男性とは別に、最近増えているのが女性と成人した娘との
2人行動。これが実は狙い目というのもあって、料理教室などは「母娘」というクラスなどを設けています。

いずれにしても、コンセプトやターゲットが明確に組み立てられた戦略なのです。