「特別ですから。」

あるテニス業界では有名なペンションでイベントのお手伝いとして言ってきた。

そのオーナーさんが口癖のようにこう言う。

「特別ですから」

そのペンションはこの不景気の中でも年々売り上げを伸ばし続けている。

けしてこうは言わない。

「お客様は平等ですから、特別な扱いはできかねます」

・・・

あなたのテニススクールではどうだろう?

お客様は平等だろうか?

少なくとも私達ご一行とお客さまは、この「特別ですから」
という言葉に甘え

通常有料のマッサージ器を「疲れてるだろう」という理由で解放してもらい、

さらにお風呂の時間もずらしてもらい…

テニスコートもあいている時間を使わせてもらった。

さらにチャックアウト後の温泉まで。

そこには「特別扱い」によっての有難さと、ルールや規定通りにお客さんを当てはめない
サービス精神の本質を感じ取り、満場一致で

「また来年も利用したい」

という気持ちになった。

つまり「強烈なファン」になった。

オーナーと少し話してみると、けして私達だけが特別なのではなく、
お客さんが喜んでくれるように、臨機応変に対応しているだけと話してくれた。

お客様は平等。

これはもちろんそうであるが、この不景気の煽りを最も食らうペンションという仕事で
年々お客様が増え続けているペンションのオーナーの口癖が

「特別ですから」という言葉。

そして何より実際に「特別扱い」によって強烈なファンになった私たち。

言うまでもなくお客様の誰もが「特別扱い」を願望している。

売り上げを伸ばし続けている小さなペンションに、テニススクールが学ぶことは大きい。