生徒を取られた。

近くのスクールに大手のテニススクールがオープンし
生徒が大量に流出。

しかも駅前でビラまで配っていて、
うちの生徒さんを露骨に取ろうとしているんです。

先月、こんな悲鳴を、スカイプコンサルティングでヘッドフォンから飛び込んできた。

話しをきけば以下の通り。

・近くに大手インドアが進出

・商圏がそれほど被らないので、
 それほど影響はないだろうと考えていたら

・向こうがこっちの商圏にまでビラや折り込み広告をしかけてきて

しかも大々的な値引きキャンペーンで退会者が続出

と、このような流れです。

さて、このブログを読んでいる皆さんは、どう思われますか?
もしかしたら同じようなケースに悩まれているのかもしれません。

大手インドアvs町の小さなスクール

資本力も施設面も全く違います。後ろについている運営会社の規模も違います。

さあ、このように「大量の引き抜き」にあえば、あなたはどうしますか?

・・

私が伝えたポイントはまず2つ。

1つは「こっちの商圏にまで広告やビラをしかけてきて・・」とありますが
よく考えると、そのような縄張りを決めているルールなどありません。

それに、インターネット広告やホームページがある状況下では、
「縄張り」や「商圏」など崩壊しているのです。

信頼と信用を積み重ねてきている、町の小さなテニススクール。

コーチも、そこで育ったジュニア上がりでスクールだけじゃなく、
クラブ会員のサービスもある歴史あるクラブ。

で、あってもライバルは虎視眈々と狙っているのです。

町の昔ながらの本屋さんが今、アマゾンという実態のない
「ネットの本屋」に顧客を奪われています。

もちろん大手スクールは今も、あなたのスクールの顧客を奪おうと
空いた土地を探し、リサーチしているでしょう。

まず、その危機感が必要であり、「あっちの町は向こうのスクール」「こっちの町はうちのスクール」
というような決めごとは、通用しなくなっているのです。

インターネットがなかった時代には、折り込み広告などで
有る程度、商圏はありました。

しかしインターネットは自由自在に広告を打ち、誰でも他のエリアの情報を見ることができます。

だからある意味ホームページが充実しているところだと

いつでもお客さんは奪える状態なのです。

折り込みや雑誌、地域情報誌などのアナログの広告媒体しか持っていないスクールは
「いざ」という時のスピードがネットマーケティングに比べて遅く

後手後手に回らざるを得ない状況が想定できます。

だからこそ、ホームページの充実、インターネットの集客という路線を
張っておかなければ、他社は「いつでも、自由に、お客を奪える」というアドバンテージに
対策ができないでしょう。

この続きはまた次回。

次の町がいは、「そもそも論として」という貧乏テニススクールにありがちな発想を掘り起こします。